現在の家に住み始めてから、もう1年ちょっとが経ちましたが、とても気に入っています。子どもが生まれたのをきっかけに購入した中古の戸建てでの暮らしは、予想外の出来事の連続でした。
購入した中古住宅は、ずっと住むつもりで自分好みにリフォームしました。友人を招くことも多く、楽しく幸せな時間が流れていました。しかし、夫婦の関係は徐々に変わり、最終的には離婚を選ばざるを得ませんでした。それから、一人で子どもを育てることを前提に、新しい住まい探しが始まりました。
まず最初に住んだのは賃貸マンションでした。時間があまりなかったので、すぐに見つけたワンルーム物件に移り住みました。しかし、コロナ禍で在宅時間が増えると手狭さを感じ、引越しを決意しました。新しい物件は場所や広さに満足していたため、内装や設備の古さをリフォームしたいと考えてオーナーに売却を打診しましたが、残念ながら実現しませんでした。そこで、もっと落ち着いて長く住める場所が必要だと感じるようになりました。
次に住む場所を決めるまでに、約3年かけて30件以上のマンションを見て回りました。ローンの支払いに不安を抱えつつ、一人でやっていけるか心配もありましたが、最終的に築40年以上の中古マンションを購入する決断をしました。
持ち家か、賃貸か?
「持ち家VS賃貸」は多くの人が議論するテーマですよね。建築士としてリフォーム会社で10年間、不動産会社で8年間働いて感じたことですが、不動産としての価値と居住する上での価値は少し違います。確かに、賃貸住宅で質の高い建物は少ないと言われますが、それもその通りです。賃貸で重要なのは投資対効果ですが、住宅で大事なのは生活の質です。
結論として、私自身は断然持ち家派です。理由はいくつかありますが、一番の理由は『自分好みにカスタマイズしていきたいから』です。特に、一つ一つの部屋のレイアウトに自分たちのライフスタイルを反映させることができるのは、持ち家ならではの楽しみです。
リフォームとは何なのか?
リフォームでお客様の家を工事する際に大事なのは、「どのような暮らしをしたいか」を具体的に考えることです。リフォームのきっかけとリフォームで実現する住まいは、近いけれど少し違います。
リフォームを検討するきっかけ:
- 子どもが生まれた、成長して個室が必要になった、独立したなど家族構成の変化
- 設備が壊れた、古くなったから
- 将来の安全を考えて
リフォームをする際には、こうした家族のライフスタイルの変化やニーズに適応させることを重視しています。特に子どもが育つ過程では、その時々に求められる環境が刻々と変わります。
どのような暮らしをしたいか:
- おしゃれな家に友人を招きたい
- ペットと楽しく過ごせる家にしたい
- パートナーや子どもと料理を楽しみたい
- 自分の書斎を作りたい
- のんびりできるバスルームで動画を観たり音楽を聴きたい
もしリフォームを検討される方がいらっしゃるなら、どんな暮らしをしたいかをしっかりと整理してみてください。リフォームはただ家を新しくするだけでなく、その後の生活をどう豊かにするかを考える良い機会です。
私の住まい選びの優先事項
私の場合、子どもと共に暮らす新しい住まいを探していたことが主な理由です。優先するポイントは、以下の通りです。
優先度が高いこと
- エリア(今までと同じ学区内に通学できる)
- 金額(もちろん大事)
- 駅からの距離と帰宅時の安全面
- ペットOK
- 部屋の明るさ(自然光が入るか)、風の通り
あまり気にしないこと
- 築年数(よりも物件の状態)
- 平米の広さ(より効率的な間取り)
- 内装のデザイン
リフォームでどうにかなる部分は優先度を低く、変えることのできないことを重視する。
私の場合は、子どもが安心して成長できる環境や物件環境を優先しました。
家というのは、ただ住むための場所ではなく、人生を共に過ごす大切な場所です。自分や家族の生活スタイルに合った最適な家を見つけることが、豊かな生活を送るための第一歩だと感じています。
最後に
住まい選びというのは、生涯にわたる大きな決断の一つです。それぞれのライフステージにおいて、何が最も大切かを見極め、自分や家族にとって最適な選択をすることが重要です。変化に対応しやすい賃貸を選択する方も増えているのも事実です。
私自身、何度も引越しを繰り返し、多くの物件を見て回った経験から、多くの学びがありました。何よりも、「自分自身と家族のライフスタイルに合った最適な場所を選ぶ」ことが、最も満足度の高い住まい選びの秘訣です。
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